金属表面の酸化被膜を除去

電解メッキの前処理として必要

電子部品のメッキを行うには、前処理として酸洗いが必要となります。その理由は、電子部品の電極には銅が使用されるのが一般的ですが、銅は非常に酸化しやすい物質で、すぐに表面に酸化皮膜ができてしまうからです。この酸化皮膜が邪魔をして、均一なメッキができないことがあります。そこで、メッキ前には薄い硫酸や塩酸などで酸化皮膜を除去してあげる必要があります。これは通常「化研(化学研磨)」と呼ばれており、メッキ前の処理として欠かせない物になっています。酸化皮膜を除去することで、均一なメッキができ、世界の電子部品の品質を高めています。自動車やテレビ・スマホ・PCなど電気を使用する製品全てに使用されている電子部品が、その品質を決めています。酸洗いは品質を左右する重要な工程です。

専門工場で酸洗を行う

酸洗いによって金属表面の酸化皮膜を除去しても、時間が経つと再び酸化皮膜が形成されてしまいます。そこで、酸洗が行われたら短時間でメッキ処理を行う必要があります。そのため酸洗いとメッキは連続した工程となっていることが望ましいのです。また、酸洗は強力な酸を使用しますので、管理され許可を受けた工場で行う必要があります。排水や排気には十分注意して、従業員の健康や地球環境も守らなければなりません。そこで、酸洗いやメッキの専門工場に委託するのが適切です。素人が安易に行う作業では無く、届け出た施設を使用して作業をします。酸洗いやメッキは昔から日本の文化や産業を支えてきました。美しい芸術も優れた電気製品も、これらの技術の上に成り立っているのです。

金属製品の表面にはサビや溶接焼けの変色が生じることがあります。これらは劣化を促進させるので酸洗処理による除去が不可欠です。強酸性の薬剤が汚れを落として皮膜を作るので、製品を保護することが出来ます。