特定設備の届け出と許可が必要

酸洗いに必要な特定設備

酸洗いは電解研磨やショットブラストのような他の処理と比べてコストが安いというメリットがあります。また光沢のある製品には不向きですが、耐食性や焼け取りには効果的で大きな製品も処理ができます。しかし酸洗いは薬品を使用するので、作業員への健康被害や排水やガスの環境被害を考慮し対策をきちんとしなくてはいけません。酸洗いを行う際は正しい知識と技術、そして設備が必要です。酸洗いに必要な設備は製品を漬け込む為のプールのような設備です。また酸洗いに使用する液体を交換する為のポンプ設備も必要です。酸洗いに使用する液体の収納タンクが液漏れしないような材質や多重構造になっていることも重要です。また設備の下に大きな受け皿のようなものを設置しておくことで液体の流出を防げます。さらに中和処理など発生するガスや汚水を無害なものに処理する為の設備も必要です。

酸洗いに必要な届け出

酸洗い作業を新たに始める時や酸洗い処理をする工場を設置する時には、地域によっては役所への届け出と許可が必要になります。この届け出は国の法律によって定められているものではなく、地域によって条例で定められている場合に必要です。その場合には所定の届け出を提出し、許可を得た後に酸洗い作業が可能になります。地域によって届け出と許可が必要な理由は、酸洗いで発生するガスや汚水などによる人体や環境への被害を懸念する度合いが地域ごとに異なるからです。ガスや汚水を無害な状態に処理できる設備が整っていて、漏洩防止の対策がなされていることを特に重要視する地域もあります。酸洗いを行う場合には、その地域の条例を事前に調べて、該当する内容があるかどうかを確認する必要があります。

リン酸処理は薬剤の一種であるリン酸塩の溶液を塗布して皮膜を作り、金属製品を保護する行為を指します。リン酸塩の皮膜は高熱や圧力に強いので、金属製品が傷やサビで劣化するのを防ぐのに最適です。