作業者の健康診断について

金属を美しく仕上げる酸洗い

酸洗いは金属表面の洗浄やメッキや塗装などの下地処理、ステンレス材の表面皮膜の再形成などの目的で行われます。他の工法と比べて比較的安価な処理が可能なため、ステンレスやチタン、アルミといった非鉄金属の納品前の最終仕上げとして行われることが多いです。薬品を使用する処理のため、薬品の量や酸洗いの時間の違い、均等に行き渡らせることができるかどうかで仕上がりも違い、適切な処理が行われないと錆や変色などの原因になることもあるため、専門的な知識や技術を持った作業者が、十分な設備のもとで行うことが重要になってきます。特に非鉄金属の場合は、適切な酸洗いを行うことによって作業工程で付着した汚れなどを落とし美しく仕上げることができます。

作業者の健康面にも注意が必要

酸洗いは薬品を使用する作業であるため、その薬品が及ぼす様々な影響に注意する必要があります。特に作業者は、直接薬品に触れてしまったり揮発したものを吸い込んでしまったりする可能性が高くなるため、健康面への影響を考慮しなければなりません。十分な知識や経験を持った作業者が、しっかりとした対策を行って作業することが重要で、資格や知識を持たない人が、不十分な設備で行うには危険が伴う作業といえます。十分な対策を行っていても、作業者の健康診断などは定期的に行い、少しでも異常が見られる場合はその原因を特定できるまで作業を見合わせるなど、万全の安全対策が必要です。酸洗いに限らず、薬品を使う際には正しい知識と設備、厳格な安全管理が欠かせないのです。

塗装剥離は作業方法の良し悪しが仕上がりの質に影響します。塗装面を浮かせる薬剤を塗布するなど、下準備を入念に行うのが塗装面を残さずに剥がして綺麗な仕上がりにする条件になります。